チャイナバロック（2001年生、母チャイナブリーズ）

チャイナバロック（2001年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「中国のバロック様式」。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時17歳）と交配したチャイナブリーズが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地25戦2勝2着2回、地方6戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の若菜賞(500万下牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金成吉田牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、日進牧場によって420万円で落札された。2歳のとき、日進牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ノーザンファームによって1,575万円で落札された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

8月23日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

9月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンゴノウミヲにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月4日、中2週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のキョウワエンプレスに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月19日、中1週で迎えた4戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月16日、中3週で迎えた5戦目は、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1600m 曇/不良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

3歳（2004年）

1月25日、中7週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下の若菜賞（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミリオンベルに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月1日、連闘で迎えた8戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月6日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

5月1日、中7週で迎えた10戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦2勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

4歳（2005年）

1月9日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

8月27日、約7か月の休養明けで迎えた13戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。

5歳（2006年）

1月22日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

2月5日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月19日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したモアマイガールにハナ差届かず2着に惜敗した。

4月9日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月29日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

11月25日、中3週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

6歳（2007年）

2月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（7戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

5月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高田城特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

7月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月3日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

7歳（2008年）

4月13日、約4か月半の休み明けで迎えた26戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、マーガレット特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた27戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、スイートピー特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた28戦目は、カーネーション特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ステルスグリーンにクビ差交わされて2着となった。

6月15日、連闘で迎えた30戦目は、あじさい特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた31戦目は、なでしこ特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。