サンライズプリンス（1992年生、母ミサキジエミニー）

サンライズプリンス（1992年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時18歳）と交配したミサキジエミニーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は辻和明。戦績は、中央平地30戦3勝2着4回、地方9戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

内藤繁春厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

10月9日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

3歳（1995年）

8月13日、約10か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚を見せたが、勝ったキタシバサークルにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

9月10日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたグランドスクラム決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

9月24日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた6戦目は、溝橋秀吉騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、カンピオーネシチーに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月22日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のタハラベロナに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月4日、中1週で迎えた8戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の村上特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の醍醐特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったグッドルックスにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

12月10日、中1週で迎えた10戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の長篠特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

12月23日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

4歳（1996年）

1月7日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（7戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のニシノフジミネを3/4馬身振り切って2勝目をゲットした。

1月21日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

1月27日、連闘で迎えた14戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の大和特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

4月20日、中9週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は金折知則騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のセンターセニョールをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

5月5日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の下鴨ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は熊沢重文騎手（9戦1勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の桶狭間ステークス（中京芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は金折知則騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた19戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

6月22日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、垂水ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（10戦1勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

7月14日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（11戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（12戦1勝）。17頭立ての15番人気で大外17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり17着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVQ杯（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（13戦1勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

12月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

5歳（1997年）

1月5日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

1月15日、中0週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（14戦1勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた28戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（7戦1勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

8月14日、約5か月の休み明けで迎えた31戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、守門特別（三条ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったキンザンアンバーから半馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、長月特別（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったイブキクラッシュから3/4馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中2週で迎えた33戦目は、神無月特別（新潟(地)ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマタケパークから1馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中3週で迎えた34戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のイシノテーストに1馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

12月1日、中3週で迎えた35戦目は、一般A2（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（1998年）

4月14日、約4か月半の休み明けで迎えた36戦目は、ダイヤモンド特別（上山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた37戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた38戦目は、一般A2（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月21日、中9週で迎えた39戦目は、鈴木義久騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（上山ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。