ソリティール（2013年生、母スパイラルリング）

ソリティール（2013年3月29日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「エンゲージリングの代表的形状」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時14歳）と交配したスパイラルリングが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

3月19日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のワンダードゥエーロに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月10日、中2週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月21日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたセフティーエムアイ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月11日、中2週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月29日、中6週で迎えた5戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したダノンレーザーに半馬身届かず2着に敗北した。

11月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したフランドルを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2017年）

2月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上はR.ムーア騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったガンコに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月5日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

3月12日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクリノプラハを3/4馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

5月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の與杼特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

6月24日、中3週で迎えた11戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したペガサスシャーインを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月2日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上はR.ムーア騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線に入ると、前で粘るビッグアイランドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

5歳（2018年）

3月4日、中9週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のリヴァイアサンに1馬身3/4の差をつけて4勝目をつかんだ。

6月30日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく15着に敗れた。

12月22日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の摩耶ステークス（阪神ダート1800m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

6歳（2019年）

1月20日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の舞鶴ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

3月10日、中6週で迎えた19戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート2000m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5月19日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。