マチカネエデン（1994年生、母Tiffany Lu）

マチカネエデン（1994年3月26日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のCarson City（当時7歳）と交配したTiffany Luが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地25戦3勝2着2回、中央障害1戦0勝。1996年の函館3歳ステークス(G3)で2着に入った他、1998年の札幌日刊スポーツ杯(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

8月10日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のスーパーバレリーナに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月18日、連闘で迎えた2戦目は、2歳オープンのクローバー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシーズプリンセスに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月21日、中4週で迎えた3戦目は、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイネルマックスにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月19日、中3週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

3歳（1997年）

6月7日、約7か月半の休養明けで迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた6戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、青函ステークス（函館芝1000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

8月24日、中8週で迎えた7戦目は、キーンランドカップ（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

12月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの摩耶ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

4歳（1998年）

1月18日、中3週で迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのサンライズステークス（中山芝1200m 外回り雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

2月22日、中4週で迎えた10戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月11日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上900万下の七重浜特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は千田輝彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHTB杯（函館芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

8月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のジェットアラウンドをハナ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

8月30日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、キーンランドカップ（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下のUHB賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

10月25日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた17戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月28日、中2週で迎えた18戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、G2のCBC賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた19戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの摩耶ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

5歳（1999年）

1月23日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた21戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

3月14日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦2勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の文月ステークス（阪神芝1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

8月15日、中5週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はイシノスイングと並んで2着同着となった。

8月29日、中1週で迎えた25戦目は、キーンランドカップ（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

10月9日、中5週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。