コスモプロデュース（2002年生、母ナイスアテンション）

コスモプロデュース（2002年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋作る。注目されるレースを作ってほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のペンタイア（当時10歳）と交配したナイスアテンションが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）柏台牧場。戦績は、中央平地20戦4勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2007年のアメジストステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月28日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のゴールドルパンに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2005年）

1月9日、中5週で迎えた2戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月23日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2006年）

6月10日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

7月1日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上500万下のいわき特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。17頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光の如き末脚を繰り出し、4着に入った。

10月8日、中1週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた9戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のブラックアルタイルに3馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた10戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の晩秋特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のロケットパンチに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手にした。

12月17日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5歳（2007年）

2月18日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝2000m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るヨイチサウスを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

3月18日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンの東京競馬場グランドオープン記念（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

9月23日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

11月4日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて17着に終わった。

6歳（2008年）

7月13日、約8か月半の休養明けで迎えた17戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

8月9日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた19戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた20戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

7歳（2009年）

10月6日、約12か月半の休み明けで迎えた21戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のよみうりランド賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。