第45回 アルゼンチン共和国杯 (G2)

レース展開

カゼノコウテイが後続を引っ張る形、その少し後ろを追走するトレオウオブキング

カゼノコウテイが端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして馬群を牽引。単独の2番手にトレオウオブキングが続く。その後ろ、アドマイヤジュピタとトウショウナイトが3番手の好位につける。そのすぐ後ろ、ハイアーゲームは好位に収まる。先団後ろのポジションにいるのはトウカイトリックとゴーウィズウィンド。その1馬身後ろ、ブリットレーンとコスモプロデュースは中団前目。リキアイサイレンス、ヤマニンアラバスタ、チェストウイングらは中団後方の位置取り。ダンスアジョイとショートローブスは後方5番手で前方各馬の動きを静観。後方5番手で折り合いに専念するのはマキハタサイボーグとダークメッセージ。後方2番手の位置でじっと我慢して力を温存するのはネヴァブション。殿にテンジンムサシがいる隊列で最初のコーナーを通過。

アルゼンチン共和国杯、アドマイヤジュピタが持ち前のレースセンスを活かした安定感のある取り口で重賞初挑戦初制覇を成し遂げる

先頭はカゼノコウテイでリードは1馬身。2番手にトレオウオブキング、アドマイヤジュピタ、トウショウナイトらが続く。その後ろ、コスモプロデュースが5番手。1馬身離れて、トウカイトリックとハイアーゲームが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、2番手にいた2番人気のアドマイヤジュピタが一歩一歩着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後はグイグイと追い迫ったトウカイトリックを3/4馬身振り切りトップでゴールを駆け抜けた。2着のトウカイトリックからクビ差の3着には、中団前目の位置から力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったリキアイサイレンスが入った。そこからアタマ差遅れた4着には、後方2番手で直線を迎えたダンスアジョイが入線、さらにクビ差の5着には、中団前目にいたヤマニンアラバスタが食い込み、さらにそこから2馬身差の6着にはハイアーゲームが入った。1番人気のネヴァブションは後方3番手にいたがあとひと伸びが足りず8着に敗れた。