ココナツクラッシュ（2016年生、母プレノタート）

ココナツクラッシュ（2016年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「プロレスの技の一つ」。毛色は栗毛。種牡馬のキングズベスト（当時19歳）と交配したプレノタートが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田一夫。主な勝ち鞍は2019年のエクスプレス賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、前原敏行によって1,944万円で落札された。

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月6日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

10月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

3歳（2019年）

2月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

4月29日、中9週で迎えた4戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

5月12日、中1週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

9月4日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエクスプレス賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサンエイロイヤルに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月21日、中6週で迎えた8戦目は、激雷賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルポアドールを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

11月20日、中3週で迎えた9戦目は、迅雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったブレイクフリーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。