ブレイクフリー（2016年生、母エムワイスカレット）

ブレイクフリー（2016年1月31日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時14歳）と交配したエムワイスカレットが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新生ファーム。2022年のベイスプリント(地方重賞)で2着に入った他、2018年の金沢シンデレラカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

8月15日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は504kg。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のバンローズキングスに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月20日、中4週で迎えた2戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月6日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の金沢シンデレラカップ（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、パレスラブリーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月31日、中7週で迎えた4戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

3歳（2019年）

1月22日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンの’19桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

7月3日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の菖蒲特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

8月5日、中4週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの芙蓉賞（川崎ダート2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

9月2日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた8戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた9戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の薄特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた10戦目は、佐賀の乳製品で笑顔!賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた11戦目は、薄紅葉特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた12戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、名古屋競馬特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた13戦目は、迅雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のココナツクラッシュに5馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

12月9日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のよみうりランドジュエルミネーション賞（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットでひたむきに粘り続けて、最後は2着のジッテをクビ差振り切って3勝目を手にした。

4歳（2020年）

1月31日、中7週で迎えた15戦目は、東急プラザ渋谷開業記念（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

2月10日、中0週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のフェブラリーダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた17戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、フラワーパークHANA・BIYORIB3（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の春風ダッシュ（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のシュダイカに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月13日、中1週で迎えた19戦目は、勇気凛凛賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったブラウハーツを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月7日、中2週で迎えた20戦目は、エメラルドスプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた21戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、スポーツ報知賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はエラスムスと並んで2着同着となった。

7月17日、中7週で迎えた22戦目は、みさきまぐろきっぷ賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

5歳（2021年）

1月1日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた23戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一富士賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

2月8日、中4週で迎えた24戦目は、海神スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた25戦目は、富士山の日特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

3月3日、連闘で迎えた26戦目は、抜山蓋世賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は小杉亮騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサウンドボスをクビ差振り切って5勝目を掴み取った。

5月12日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（園田ダート820m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のダウンタウンスピカに3馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

6月24日、中5週で迎えた28戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の園田FCスプリント（園田ダート820m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

8月13日、中6週で迎えた29戦目は、園田サマースプリント（園田ダート820m 雨/不良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニコシーナに2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

9月22日、中5週で迎えた30戦目は、3歳以上A2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり5着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた31戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1 A2（園田ダート1230m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた32戦目は、吉川温泉よかたん特別（園田ダート1230m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

6歳（2022年）

1月4日、中6週で迎えた33戦目は、福寿草特別（園田ダート1230m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐々木世麗騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

2月16日、中5週で迎えた34戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、「女と男」と市川町特別（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

3月23日、中4週で迎えた35戦目は、春分特別（園田ダート1230m 曇/重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は佐々木世麗騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

4月29日、中4週で迎えた36戦目は、ナイター開幕第11回SKNフラッシュ8カップ（園田ダート1230m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、スマートメイスに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月26日、中3週で迎えた37戦目は、4歳以上A1 A2（園田ダート820m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は下原理騎手（3戦2勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メイプルグレイトに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた38戦目は、地方重賞の園田FCスプリント（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

7月29日、中4週で迎えた39戦目は、御堂筋特別（園田ダート1230m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐々木世麗騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

9月15日、中6週で迎えた40戦目は、地方重賞のベイスプリント（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したエッシャーにクビ差届かず2着に甘んじた。