パレスラブリー（2016年生、母キャメロンバローズ）

パレスラブリー（2016年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のディープブリランテ（当時7歳）と交配したキャメロンバローズが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は稲原牧場。戦績は、地方6戦2勝2着1回。2018年の金沢シンデレラカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2018年のフルールカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、稲原牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、坂本肇によって453.6万円で落札された。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

6月27日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグロリアスカメオに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、中6週で迎えた2戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアークヴィグラスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月30日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり3着に敗れた。

10月16日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた5戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞の金沢シンデレラカップ（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブレイクフリーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目をマークした。

11月27日、中2週で迎えた6戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳S2のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

3歳（2019年）

5月29日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、モンテロッソ賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のクインズジャーニーを半馬身振り切って休み明けの一戦を制した。

6月27日、中3週で迎えた8戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、江差かもめ島まつり特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のサクラヘラクレスを半馬身振り切って4勝目を収める

7月30日、中4週で迎えた9戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、優駿の里安平町チーズ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のモリデンシーザーに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月11日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、大湯沼川天然足湯特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナリユキマカセに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、ウマいを届ける!日胆JA特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

11月6日、中3週で迎えた12戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野楓馬騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4歳（2020年）

4月23日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、カタクリ特別（門別ダート1200m 雪/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

5月6日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、つつじ特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のイサチルエースをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

5月21日、中1週で迎えた15戦目は、楽天競馬10%ポイント還元特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るサウンディングベルをクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

6月3日、中1週で迎えた16戦目は、シロツメクサ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、アルテンベルクにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月15日、中5週で迎えた17戦目は、ポピー特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた18戦目は、古平温泉しおかぜ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部龍騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のサクラヘラクレスをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

8月26日、中3週で迎えた19戦目は、北海道馬主会日高馬主振興会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部龍騎手（7戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、トドイワガーデンに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月8日、中1週で迎えた20戦目は、ヤングジェネレーションカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で阿部龍騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ルナクレアに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた21戦目は、伊藤忠エネクスHL北海道特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小野楓馬騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったシークロムを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた22戦目は、リアルインパクト・プレミアム（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた23戦目は、オルフェーヴル・プレミアム（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

2020年11月24日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。