コスモチャーチル（2001年生、母チヤーミングアイ）

コスモチャーチル（2001年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋イギリスの政治家」。毛色は青鹿毛。種牡馬のペンタイア（当時9歳）と交配したチヤーミングアイが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地17戦0勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2004年のアメジスト賞。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

7月13日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

8月31日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

10月18日、中6週で迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

12月7日、中1週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

3歳（2004年）

4月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた13戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアメジスト賞（盛岡芝1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のフジコウキをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月6日、中2週で迎えた14戦目は、3歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた15戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

10月10日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（5戦0勝）。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた17戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。