ニシノアナ（2019年生、母レッドセイリング）

ニシノアナ（2019年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時6歳）と交配したレッドセイリングが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。戦績は、中央平地2戦0勝。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月3日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

7月31日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

10月10日、中9週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

12月12日、中8週で迎えた4戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入った。

3歳（2022年）

1月5日、中2週で迎えた5戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトラストパッキャオを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

3月13日、中9週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

4月24日、中5週で迎えた7戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

5月22日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた9戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着を確保した。

6月18日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のスズカサウスソングを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

8月14日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山稔樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

9月25日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山琉人騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

12月4日、中9週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの豊川特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

4歳（2023年）

1月23日、中6週で迎えた14戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ガーネット賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月21日、中3週で迎えた15戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、オープス中郷賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた16戦目は、虎ノ門賞（大井ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた17戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた18戦目は、薫風賞（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた19戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、とままえメロン特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた20戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、秘境の島「天売・焼尻」特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

7月11日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、鶴居タンチョウレース特別（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた22戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、サルスベリ特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったメイクザウインドにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた23戦目は、新冠ライオンズクラブ特別（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた24戦目は、引退記念桜井良太特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた25戦目は、江差追分全国大会特別（門別ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた26戦目は、デュランタ特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた27戦目は、がんばれ!Aiba浦河応援特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた28戦目は、ルドベキア特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた29戦目は、JBCデーはSPAT4で!特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で服部茂史騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。