バンダムチャンプ（1990年生、母アイアンライナー）

バンダムチャンプ（1990年6月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のミルジヨージ（当時15歳）と交配したアイアンライナーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着2回、中央障害5戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田村駿仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

12月5日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

3歳（1993年）

10月3日、約9か月半の休養明けで迎えた3戦目は、津曲幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったマイネルテンリュウに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月17日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲幸夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったダンスミロードにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

10月30日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で津曲幸夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で津曲幸夫騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

4歳（1994年）

2月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で津曲幸夫騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

3月6日、連闘で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で津曲幸夫騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のフレッシュコーチを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

3月20日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で津曲幸夫騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

4月24日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた10戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で津曲幸夫騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月3日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

5歳（1995年）

1月5日、中4週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は津曲幸夫騎手（8戦1勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた13戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 雪/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

2月4日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

2月18日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で原昌久騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下の御嶽特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は津曲幸夫騎手（9戦1勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4月22日、中4週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津曲幸夫騎手（10戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津曲幸夫騎手（11戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

6歳（1996年）

1月6日、約8か月の休み明けで迎えた19戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた20戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったテンショウメイジンから1馬身3/4差の2着となった。

2月17日、中1週で迎えた21戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 雪）に出走。鞍上は2戦連続で大江原隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で大江原隆騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネアイカから2馬身差の2着となった。

3月30日、中2週で迎えた23戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 小雨）に出走。鞍上は4戦連続で大江原隆騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミナミノソブリンに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。