アクアプリンセス（2011年生、母プリンセスイブ）

アクアプリンセス（2011年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「誕生石名より＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時13歳）と交配したプリンセスイブが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方27戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2016年の仲春特別(一般C2三)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、岡田牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

7月28日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

10月6日、中9週で迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月17日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

3歳（2014年）

4月13日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた4戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月5日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で木幡初也騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で木幡初也騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で木幡初也騎手（4戦0勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

9月6日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で木幡初也騎手（5戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月14日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で木幡初也騎手（6戦0勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、5着を確保した。

4歳（2015年）

1月3日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エアカーディナルに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

1月20日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシレーナを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月5日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦政宏騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松浦政宏騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレコパンツーに3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4月8日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で松浦政宏騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で松浦政宏騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、伸びてきたクラリス決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

5月5日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松浦政宏騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したダッキに3/4馬身届かず2着となった。

5月27日、中2週で迎えた19戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったメイショウトリトンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月10日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したケイウンコトブキを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月26日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったララバイに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた23戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、富士通フロンテック賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

11月24日、中2週で迎えた24戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた25戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、あなたの街にサンタは来るで賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5歳（2016年）

1月12日、中4週で迎えた26戦目は、一般C2六七八（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るロイヤルオブアクアを豪脚で半馬身差し切って3勝目を挙げた。

2月8日、中3週で迎えた27戦目は、一般C2三四五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた28戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、余寒特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず最後はマイネルガリオンと並んで10着同着となった。

3月16日、中2週で迎えた29戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、仲春特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るフジサンマーケットを半馬身差し切って4勝目を掴み取った。

4月5日、中2週で迎えた30戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

6月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、ヘルクレス座特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のサトコンボクを半馬身振り切って5勝目を手中に収めた。

8月30日、中3週で迎えた34戦目は、初嵐特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、平均的なペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた35戦目は、うお座特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で瀧川寿希也騎手（6戦2勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

6歳（2017年）

1月24日、約4か月の休み明けで迎えた36戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で瀧川寿希也騎手（7戦2勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた37戦目は、一般C1六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で瀧川寿希也騎手（8戦2勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。