ナカガワフェイス（2019年生、母セイウンクノイチ）

ナカガワフェイス（2019年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より+冠名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のパイロ（当時14歳）と交配したセイウンクノイチが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は筒井征文。主な勝ち鞍は2023年のエリダヌス座特別(一般C1二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、筒井征文から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、STレーシングによって880万円で落札された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月19日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

7月31日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

9月18日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

10月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ベアグッジョブに半馬身交わされて2着となった。

11月6日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2022年）

7月10日、約7か月半の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（7戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

8月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で内田博幸騎手（8戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で内田博幸騎手（9戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

12月31日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、C1二三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

4歳（2023年）

1月27日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1二三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

2月23日、中3週で迎えた13戦目は、エリダヌス座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のコージーサンラッドに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月6日、中1週で迎えた14戦目は、オフト汐留賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤洋一騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた15戦目は、桜坂賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤洋一騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

5月8日、中5週で迎えた16戦目は、行人坂賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤洋一騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。端を奪い、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた17戦目は、東郷坂賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で安藤洋一騎手（6戦1勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた18戦目は、団子坂賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で安藤洋一騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

5歳（2024年）

7月10日、約13か月半の休養明けで迎えた19戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で安藤洋一騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、ブライトカラーにハナ差交わされて2着となった。

7月30日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦の乙姫特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で安藤洋一騎手（9戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のマーメイド特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で安藤洋一騎手（10戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

9月13日、中4週で迎えた22戦目は、月見特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で安藤洋一騎手（11戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。