ワールドホーラー（1997年生、母ブラウンアイボリー）

ワールドホーラー（1997年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドクターデヴィアス（当時8歳）と交配したブラウンアイボリーが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地6戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年のすいれん賞(500万下)。

経歴

デビュー前

長浜博之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

4月23日、デビュー戦は池田鉄平騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったヒシゼファーに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

5月7日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のムッシュエランに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月1日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下のすいれん賞（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムッシュエランに5馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

5歳（2002年）

8月10日、約25か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったタイチルドレンにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

6歳（2003年）

8月9日、約12か月の休養明けで迎えた6戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。