ディルシード（2002年生、母Spice）

Dill Seed

2002.10.20

ディルシード（2002年10月20日）は、ニュージーランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「スパイスの一種」。毛色は栗毛。種牡馬のGreen Perfume（当時10歳）と交配したSpiceが5歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地9戦3勝。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

8月28日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスターダストボーイに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り 晴/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2006年）

4月16日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の米沢特別（福島芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイハッピークロスに9馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

5歳（2007年）

2月17日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 雨/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

5月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦2勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のウィングドフォースに2馬身の差をつけて優勝

6月10日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下のフィリピントロフィー（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（3戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

6歳（2008年）

1月26日、約7か月半の休み明けで迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（4戦3勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（5戦3勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。