ダノンレガーロ（2017年生、母キングスローズ）

ダノンレガーロ（2017年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+贈り物(伊)。貴重な贈り物をもたらす存在になることを期待」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時15歳）と交配したキングスローズが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ダノックスによって2億7,000万円で落札された。

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

6月21日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアルセストを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

4歳（2021年）

3月28日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月15日、中6週で迎えた4戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアドマイヤベネラをクビ差振り切って圧倒的支持に応えた。

8月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラスの信濃川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（4戦2勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のグレアリングアイをクビ差振り切って3勝目をゲットした。

11月13日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの岸和田ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したスカーフェイスにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上3勝クラスのオリオンステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったルビーカサブランカにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2022年）

7月31日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

11月12日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの岸和田ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

6歳（2023年）

7月30日、約8か月半の休み明けで迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に終わった。

10月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの古都ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

12月23日、中7週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのグレイトフルステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

7歳（2024年）

2月3日、中5週で迎えた13戦目は、R.R.ピーヒュレク騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのジャパンカップ2023年ロンジンワールドベストレース受賞記念（東京芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

2024年2月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。