ランペイア（2004年生、母スマラ）

ランペイア（2004年2月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話に登場するヘリオスとネアイラの娘」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時6歳）と交配したスマラが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地18戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の北大路特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

2月18日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、勝ったナタラージャにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月24日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴィヴィッドカラーに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月22日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（3戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

6月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳500万下（中京芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島良太騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた6戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたクラクエンスキー決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

9月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（6戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のティアラプリンセスに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

11月10日、中4週で迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシルクダッシュを半馬身振り切って3勝目を手にした。

12月2日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は鮫島良太騎手（7戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（8戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2008年）

2月3日、中6週で迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

7月13日、約5か月半の休み明けで迎えた13戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の小豆島特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

8月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（9戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヴィヴィッドカラーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月20日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の西宮ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（10戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5歳（2009年）

4月25日、約7か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に敗れた。

10月18日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた17戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた18戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。