エイシンライダー（2012年生、母エーシンマイスター）

エイシンライダー（2012年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋騎乗者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時14歳）と交配したエーシンマイスターが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地13戦2勝、地方1戦0勝。2014年の萩ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

10月19日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は498kg。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロードグランツを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた2戦目は、P.ブドー騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のポルトドートウィユをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月29日、中3週で迎えた3戦目は、2歳G3の京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でP.ブドー騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

3歳（2015年）

3月21日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

10月17日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

4歳（2016年）

5月7日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三木特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

5歳（2017年）

7月2日、約13か月の休養明けで迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた12戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の長久手特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず15着に終わった。

6歳（2018年）

6月4日、約10か月の休み明けで迎えた14戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、初夏特別（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。