トーアビクトリー（1983年生、母ラゴロンドリナ）

トーアビクトリー（1983年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウエスタンウインド（当時9歳）と交配したラゴロンドリナが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）平岡牧場。戦績は、中央平地37戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の湯浜特別(400万下)。

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

1月6日、デビュー戦は4歳新馬（京都ダート1700m 晴/重）に出走。馬体重は460kg。鞍上は増井裕騎手。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

1月19日、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

4月13日、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

4月29日、4歳未勝利（京都ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

5月17日、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

7月20日、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は古川隆文騎手。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、キシュウセリカに3/4馬身交わされて2着となった。

8月2日、4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川隆文騎手。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のドクターシェンケルを半馬身振り切って勝利を掴んだ。

8月16日、4歳以上400万下の指宿特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川隆文騎手。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月31日、4歳以上400万下の由布院特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川隆文騎手。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

10月4日、4歳以上400万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川隆文騎手。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

10月19日、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で古川隆文騎手。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

11月1日、4歳以上400万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で古川隆文騎手。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

11月15日、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で古川隆文騎手。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

4歳（1987年）

6月21日、4歳以上400万下の手稲山特別（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸山雅夫騎手。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

7月4日、4歳以上400万下（札幌ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山雅夫騎手。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のダイナスクエアを半馬身振り切ってトップでゴールに入った。

7月18日、4歳以上400万下（札幌ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山雅夫騎手。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月1日、4歳以上400万下（札幌ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山雅夫騎手。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

9月6日、4歳以上400万下の檜山特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月20日、4歳以上400万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

9月26日、4歳以上400万下（函館芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田政人騎手。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月24日、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は田原成貴騎手。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

11月22日、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

12月13日、4歳以上400万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

5歳（1988年）

6月19日、4歳以上400万下の手稲山特別（札幌ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は関口睦介騎手。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

7月2日、4歳以上400万下の積丹特別（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

7月16日、4歳以上400万下（札幌ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関口睦介騎手。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月24日、4歳以上400万下（札幌ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で関口睦介騎手。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったビクトリアマーチにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。

9月10日、4歳以上400万下の湯浜特別（函館芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアイテイホマレをクビ差振り切ってトップでゴールインした。

9月25日、ハンデ戦で4歳以上900万下の大沼ステークス（函館芝2000m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

10月29日、ハンデ戦で4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

11月12日、4歳以上900万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は増井裕騎手。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

12月10日、4歳以上900万下（阪神芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

12月25日、4歳以上900万下（阪神芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

6歳（1989年）

1月14日、5歳以上1400万下の万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で増井裕騎手。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

8月12日、4歳以上900万下のはづき賞（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は上野清章騎手。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

9月2日、4歳以上900万下の桜島特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

9月23日、ハンデ戦で4歳以上900万下の兵庫特別（阪神芝2500m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。