ミヲツクシテヤ（2014年生、母アブソルートダンス）

ミヲツクシテヤ（2014年5月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「この身を尽くして（小倉百人一首より）」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時13歳）と交配したアブソルートダンスが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方9戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の白山洞門特別(一般C3-10)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ユートピア牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、内田玄祥によって216万円で落札された。

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

11月6日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

3歳（2017年）

2月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた4戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

7月8日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた6戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームキャンパスに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のシイノトモシビタケ特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のクリスティヴィッツに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のりゅうきゅう特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったアーチザスカイに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、中3週で迎えた9戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3 15（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のドリームキャンパスをクビ差振り切って3勝目を掴み取った。

10月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた11戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、白山洞門特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミラクルローカスをアタマ差だけ差し切って勝利をモノにする

11月12日、連闘で迎えた12戦目は、もみじ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

11月19日、連闘で迎えた13戦目は、総選挙3連覇達成特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、伸びてきたエリモグラマー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

11月25日、連闘で迎えた14戦目は、きゅうりの味噌炒め特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。