フローラルピース（2017年生、母ラブアンドピース）

フローラルピース（2017年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「花で満ち溢れた平和な世界が続くことを願って。母系より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンカーク（当時11歳）と交配したラブアンドピースが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C3六七。

経歴

デビュー前

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

6月16日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は434kg。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

9月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、かなりのハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

3歳（2020年）

1月19日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。

2月8日、中2週で迎えた6戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

3月28日、中6週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

5月8日、中5週で迎えた8戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフィエールボスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナガラプラムに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のガイスラーに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月1日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

12月12日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

2020年12月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2021年）

1月19日、中4週で迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

3月9日、中6週で迎えた14戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3六七（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた17戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のフィエールボスをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

5月18日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2十一十二十三（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で池谷匠翔騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出し、4着に入り込んだ。

6月29日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で池谷匠翔騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったグランイーグルにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

9月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、品川かえで賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池谷匠翔騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で池谷匠翔騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた23戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で池谷匠翔騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で池谷匠翔騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で池谷匠翔騎手（8戦1勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で池谷匠翔騎手（9戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5歳（2022年）

1月25日、中3週で迎えた27戦目は、一般C3六七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で池谷匠翔騎手（10戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったネオアビーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月9日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で池谷匠翔騎手（11戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月9日、中3週で迎えた29戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で池谷匠翔騎手（12戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

2022年3月22日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。