スピランセス（2017年生、母クールトップレディ）

Spiranthes

2017.03.19

スピランセス（2017年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ネジバナの学名。花言葉『思慕』」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリアルインパクト（当時9歳）と交配したクールトップレディが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は大栄牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大栄牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって216万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、ディアレストによって1,188万円で落札された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月14日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 小雨/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

3歳（2020年）

1月12日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

4月5日、中8週で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

5月10日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミッシーコルザに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホイップサンライズに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。