エクランドール（2018年生、母リュヌドール）

Ecrin d'Or

2018.04.15

エクランドール（2018年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「金の宝石箱(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時16歳）と交配したリュヌドールが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳1勝クラス。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額7,000万円（175万×40口）で一口馬主が募集された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

1月31日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のホウオウサミットをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

5月15日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテンカハルを3/4馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

9月11日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず17着に敗れた。

11月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

4歳（2022年）

5月1日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの陣馬特別（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

8月14日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの三面川特別（新潟芝1800m 外回り 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はC.ルメール騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したストーリアに半馬身届かず2着となった。

10月8日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスのtvk賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

12月10日、中8週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（5戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2023年）

2月5日、中7週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月1日、中7週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの安房特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続でC.ルメール騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5月28日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続でC.ルメール騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

8月5日、中9週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの月岡温泉特別（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6歳（2024年）

2月10日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

2024年2月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。