ストーリア（2019年生、母フェリス）

ストーリア（2019年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「歴史(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時6歳）と交配したフェリスが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は宮内牧場。戦績は、中央平地1戦0勝。2023年の中山牝馬ステークス(牝ハンデG3)で2着に入った他、2023年の関越ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額2,200万円（4.4万×500口）で一口馬主が募集された。

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

8月28日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は488kg。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるグランスラムアスクに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3歳（2022年）

1月22日、中8週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したプレミアスコアを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月13日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のベリーヴィーナスに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月21日、中9週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスのカーネーションカップ（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のルージュリナージュを半馬身振り切って2勝目を手にした。

8月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの三面川特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエクランドールを半馬身振り切ってファンの支持に応えた。

10月16日、中8週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の秋華賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

12月4日、中6週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの逆瀬川ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したドーブネに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2023年）

2月12日、中9週で迎えた9戦目は、T.バシュロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの初音ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた10戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、勝ったスルーセブンシーズにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

4月22日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

6月18日、中7週で迎えた12戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月29日、中5週で迎えた13戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、関越ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアドマイヤハダルをクビ差振り切って優勝

10月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、牝馬限定G2の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

2023年10月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。