クラウンゼロ（2018年生、母クラウンロゼ）

クラウンゼロ（2018年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ゼロからのスタート、始まり」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時11歳）と交配したクラウンロゼが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はクラウン日高牧場。主な勝ち鞍は2022年のSAGAリベンジャーズ(C2 25)。

経歴

デビュー前

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

5月22日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず15着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

4歳（2022年）

2月5日、約7か月半の休み明けで迎えた3戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウコダチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月20日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマートディアナに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月6日、中1週で迎えた5戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で出水拓人騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のホウオウゴーストに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月7日、中8週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた7戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びを欠き15着に終わった。

8月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

10月22日、中4週で迎えた11戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの岩船特別（新潟芝2200m 雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた12戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

2022年11月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5歳（2023年）

1月5日、中8週で迎えた13戦目は、C2-12組（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は出水拓人騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のノットソーキュートに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月28日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサトノタケルを鬼脚で3/4馬身差し切って断然人気に応えた。

2月12日、中1週で迎えた15戦目は、花春賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で出水拓人騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のスターエメラルドを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

3月10日、中3週で迎えた16戦目は、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で出水拓人騎手（6戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のタガノヴァレンチをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

4月2日、中2週で迎えた17戦目は、春茜賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で出水拓人騎手（7戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったマルハチアポロンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月24日、中2週で迎えた18戦目は、夏初月賞（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で出水拓人騎手（8戦7勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったアインジェニーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月7日、中1週で迎えた19戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、立夏賞（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた20戦目は、弥涼暮月賞（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は出水拓人騎手（9戦7勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（10戦7勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

2022年3月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。