カネマサハヤブサ（2009年生、母マンリーポッケ）

カネマサハヤブサ（2009年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時11歳）と交配したマンリーポッケが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、地方29戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年のコンサドーレ札幌特別(一般B42 C11)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ベーシカル・コーチング・スクールから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

11月1日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた2戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

3歳（2012年）

10月9日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-8（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、アンリヴィエールに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-8（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエクセレントアイに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-8（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るエルムスフォエバーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2013年）

4月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のエイダイシアトルに3馬身の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

5月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったクラウンザクラウンにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中1週で迎えた8戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、二十間道路賞（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

6月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（5戦3勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のタワワを半馬身振り切って4勝目をつかんだ。

7月24日、中4週で迎えた10戦目は、JAみついしみついし牛賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

8月6日、中1週で迎えた11戦目は、なかしべつ夏まつり賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミオチャールストンに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月5日、中3週で迎えた12戦目は、日高軽種馬青年部連合会特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（8戦5勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた13戦目は、支笏湖紅葉まつり特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（9戦5勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフェアブルームを半馬身差し切って優勝

10月23日、中2週で迎えた14戦目は、優駿ビレッジアエル特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部龍騎手（10戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた15戦目は、AIR-G’特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部龍騎手（11戦6勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

11月13日、連闘で迎えた16戦目は、JAひだか東うらかわ和牛賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で阿部龍騎手（12戦6勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

5歳（2014年）

4月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた17戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコンメイに1馬身の差をつけて休養明け初戦を制した。

5月5日、中1週で迎えた18戦目は、Ribbon100周年特別（門別ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（13戦6勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた19戦目は、ひなげし特別（門別ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（14戦6勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したクレバーアレースを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

6月18日、中3週で迎えた20戦目は、ロジユニヴァース賞（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（15戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のフェアブルームに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月3日、中1週で迎えた21戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（16戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた22戦目は、輝け日高胆振農業特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（17戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた23戦目は、コンサドーレ札幌特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部龍騎手（18戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエイワオーティスをアタマ差振り切って9勝目を奪取した。

9月10日、中3週で迎えた24戦目は、門別ライオンズクラブ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったクレバーアレースに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、中3週で迎えた25戦目は、北海道馬主会日高馬主振興会特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（19戦8勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた26戦目は、静内産米「万馬券」特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（20戦8勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた27戦目は、大樹歴舟川特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（21戦8勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

6歳（2015年）

4月22日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた28戦目は、むろらん3大グルメ特別（門別ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（22戦8勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた29戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、リボン余市白ぶどうソーダ特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。