ブラックワンダー（1999年生、母インペリアルクイン）

ブラックワンダー（1999年6月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のライブリーワン（当時14歳）と交配したインペリアルクインが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高橋耀代。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回、地方3戦2勝。2001年のウィナーズチャレンジに勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林正夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2001年）

6月6日、デビュー戦は桜井拓章騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のトミノホワイトに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月28日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のワタシノデバンに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月14日、中1週で迎えた3戦目は、米川昇騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

3歳（2002年）

3月16日、約8か月の休養明けで迎えた4戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったマヤノマーガレットに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

9月28日、中3週で迎えた7戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、逃げるショーストッパーを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

10月20日、中1週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のサンデーサンサンを3/4馬身振り切って3勝目をつかんだ。

4歳（2003年）

11月15日、約13か月の休み明けで迎えた10戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた11戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

6歳（2005年）

1月10日、約13か月の休養明けで迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。