ワタシノデバン（1999年生、母サザンベルノ）

ワタシノデバン（1999年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時12歳）と交配したサザンベルノが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は熊沢牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方32戦3勝2着5回。2001年のエアジハード特別で2着に入った他、2001年のウィナーズチャレンジで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

楠克美厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2001年）

4月26日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は402kg。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリンブックからクビ差の2着となった。

5月3日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のハバタケシャネルに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月28日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックワンダーから2馬身差の2着となった。

7月10日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月18日、中5週で迎えた5戦目は、2歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月2日、中1週で迎えた6戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンの新冠軽種馬生産振興会特別（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた8戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのシャンハイ特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた9戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた10戦目は、板倉範明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングパパから4馬身差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた11戦目は、2歳オープンのエアジハード特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトヤママズルから2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2002年）

1月10日、中7週で迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

2月13日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦の紅梅特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヒトリシズカを3/4馬身振り切って2勝目をつかんだ。

3月5日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳オープンの’02桃花賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビーピーマカーニをクビ差だけ差し切って3勝目をマークした。

4月24日、中4週で迎えた16戦目は、3歳戦のキンポウゲ特別（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦2勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

11月21日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた17戦目は、晩秋賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦2勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた18戦目は、冬木立賞（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた19戦目は、バードアイランド賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

4歳（2003年）

1月15日、中2週で迎えた20戦目は、エレガント賞（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（8戦2勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた21戦目は、白富士賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で今野忠成騎手（9戦2勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた22戦目は、望春賞（大井ダート1190m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で今野忠成騎手（10戦2勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた23戦目は、春灯賞（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で今野忠成騎手（11戦2勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

4月23日、中4週で迎えた24戦目は、一般B3三（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で今野忠成騎手（12戦2勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月14日、中2週で迎えた25戦目は、オメガ賞（大井ダート1590m 内回り雨/良）に出走。鞍上は14戦連続で今野忠成騎手（13戦2勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月25日、中5週で迎えた26戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、さざなみ賞（大井ダート1790m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、勝ったマユネドラゴンにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

7月26日、中3週で迎えた27戦目は、パームツリー賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（14戦2勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

5歳（2004年）

6月16日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、岩永健二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の3歳以上（園田ダート1870m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた29戦目は、平原透雄騎手を鞍上に迎えて、サンケイスポーツ賞（園田ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた30戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のサマークイーン賞（園田ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた31戦目は、太子ひまわり特別（姫路ダート1500m 晴/重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は平原透雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた32戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、揖保川サルビア特別（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた33戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1870m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月7日、連闘で迎えた34戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。