トヤママズル（1999年生、母エイユーグリーン）

トヤママズル（1999年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時9歳）と交配したエイユーグリーンが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は堀弘康。戦績は、地方31戦3勝2着6回。2001年のフローラルカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2001年のエアジハード特別を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、堀弘康から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、門別弘一によって210万円で落札された。

成田春男厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2001年）

7月5日、デビュー戦は米川昇騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったレイズユアグラスからクビ差の2着に甘んじた。

7月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で米川昇騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハイランドサドラーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月21日、中4週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた3戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米川昇騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月6日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米川昇騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のオリガミに半馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月4日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（門別ダート1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で米川昇騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた7戦目は、2歳オープンのエアジハード特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は米川昇騎手（5戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のワタシノデバンに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月21日、連闘で迎えた8戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

3歳（2002年）

2月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた10戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳ハンデ地方重賞のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた11戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

7月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェニックス特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったグランドパワーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

8月15日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の鳳仙花特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた14戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の向日葵特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた15戦目は、花野特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳戦の野菊賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、マリノヒカリに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月21日、中1週で迎えた17戦目は、海ほたる特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、サパースブラボーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月4日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のトパーズ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた19戦目は、円良田湖特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた20戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の銀河特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、エスサガミに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2二（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4歳（2003年）

5月6日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

5月18日、中1週で迎えた23戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、あすなろ賞（金沢ダート2000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

7月7日、中6週で迎えた24戦目は、七夕賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた25戦目は、パームツリー賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた26戦目は、潮風賞（大井ダート1190m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、イブキザブルにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月24日、中0週で迎えた27戦目は、アルファード賞（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の勝田特別（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦のアルゲニブ賞（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦のオパール賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた31戦目は、七里ガ浜特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。