ドリームズライン（2014年生、母ジョディーズライン）

ドリームズライン（2014年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「夢への流れ、続き」。毛色は栗毛。種牡馬のドリームジャーニー（当時10歳）と交配したジョディーズラインが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。2017年に駿蹄賞、東海ダービー及び岐阜金賞を制して東海三冠を達成するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

7月10日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/重）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

10月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

11月2日、中4週で迎えた3戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のキング（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーホウピアノを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月17日、中1週で迎えた4戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のキング（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキリキリマイヒメを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

12月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第5戦（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサザンオールスターにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月21日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のキング（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったフリーゴーイングに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2017年）

1月17日、中3週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたクインザドリーム決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月19日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳戦のつばめ特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るフリーゴーイングを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

5月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマルヨアキトに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月6日、中4週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るサンタンパを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

8月11日、中8週で迎えた11戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（6戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

9月8日、中3週で迎えた12戦目は、サファイアオープン（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（7戦4勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

10月13日、中4週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のアペリラルビーに1馬身半の差をつけて6勝目を手に入れた。

11月16日、中4週で迎えた14戦目は、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた15戦目は、寒椿特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（9戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4歳（2018年）

4月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、門別温泉とねっこの湯特別（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

5月23日、中3週で迎えた17戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の赤レンガ記念（門別ダート2000m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた18戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、北海道の翼「AIRDO」特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

7月31日、中5週で迎えた19戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、大野湊神社神幸祭特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月9日、連闘で迎えた20戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、みんなでつくるピアノワールド特別（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルリボーンに1馬身半の差をつけて7勝目を手にした。

9月11日、中4週で迎えた21戦目は、地方重賞のイヌワシ賞（金沢ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた22戦目は、Jpn3の白山大賞典（金沢ダート2100m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦1勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

11月6日、中4週で迎えた23戦目は、宝達山の紅葉観賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた24戦目は、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月16日、中3週で迎えた25戦目は、地方重賞の中日杯（金沢ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（10戦5勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた26戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、2018金沢ファイナル特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5歳（2019年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、楽天競馬で便利におトクに特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた28戦目は、スプリング特別（金沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（6戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルリボーンに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月28日、中1週で迎えた29戦目は、地方重賞の金沢スプリングカップ（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた30戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、おトクな楽天競馬でポイントざくざく特別（金沢ダート1700m 雨/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた31戦目は、楽天競馬で金沢競馬を楽しみま賞（金沢ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったティモシーブルーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

6月23日、中3週で迎えた32戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（8戦2勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた33戦目は、七夕スプリント特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた34戦目は、ポイント貯めるなら楽天競馬特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、おトクな楽天競馬で金沢けいばが楽しい特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（9戦2勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず最後はハクサンフラワーと並んで7着同着となった。

11月11日、中1週で迎えた36戦目は、ノーベンバー特別（金沢ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は栗原大河騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた37戦目は、あえのこと賞（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（10戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた38戦目は、師走特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（11戦2勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた39戦目は、令和元年ラストラン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（12戦2勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

2021年4月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。