ダッシュビーム（2013年生、母トミノドリーム）

ダッシュビーム（2013年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「全力疾走＋光線」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時17歳）と交配したトミノドリームが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）真歌田中牧場。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、真歌田中牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、矢野秀春によって507.6万円で落札された。

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

7月5日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

10月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

12月12日、中8週で迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

3歳（2016年）

1月31日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4月3日、中4週で迎えた6戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

5月3日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シュルーバックにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月31日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアーネストウイシュに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 雨/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プレーゴブレッサにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で黒沢愛斗騎手（4戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドザタッチを半馬身差し切って断トツ人気に応えた。

7月21日、中2週で迎えた12戦目は、新ひだか夏まつり特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で黒沢愛斗騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

8月31日、中5週で迎えた13戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、庫富賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

9月29日、中3週で迎えた14戦目は、自然溢れる滝上渓谷錦仙峡特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた15戦目は、さざんか特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた16戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、JBC川崎まであと7日賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた17戦目は、美唄焼き鳥記念賞（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた18戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシリカに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

12月16日、中0週で迎えた19戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のテセラグッドノーズに3馬身の差をつけて優勝

4歳（2017年）

1月2日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。6頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月8日、連闘で迎えた25戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。