ニシノアンクレット（2006年生、母ニシノブレスレット）

ニシノアンクレット（2006年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋足首につけるアクセサリー。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時17歳）と交配したニシノブレスレットが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、地方16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月16日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月20日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3歳（2009年）

1月11日、中2週で迎えた3戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

4月19日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

5月16日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、最後はコスタズメラルダと並んで4着同着となった。

7月26日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月8日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフェリスホイールに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月30日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

4歳（2010年）

2月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

4月11日、中8週で迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

11月14日、約7か月の休養明けで迎えた12戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

12月18日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

5歳（2011年）

2月27日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

4月11日、中5週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた15戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、おとめ座特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

4月20日、連闘で迎えた16戦目は、キンセンカ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

4月27日、連闘で迎えた17戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、つつじ特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた18戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

5月16日、中0週で迎えた19戦目は、がんばれ東日本（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したブラウンアーマーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

5月23日、連闘で迎えた20戦目は、一般A4 B2（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のラッキースマイルに3馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月2日、中0週で迎えた21戦目は、祝!幸くん☆幸ちゃん結婚記念（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた22戦目は、水無月特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた23戦目は、アカンサス特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた24戦目は、アマリリス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（8戦1勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

7月13日、連闘で迎えた25戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般A4 B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた26戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は尾崎章生騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた27戦目は、くすの木特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（9戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

8月17日、連闘で迎えた28戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、ささゆり特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた29戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、一般A4（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

9月7日、連闘で迎えた30戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、長月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。