トーセンクルーズ（2003年生、母ターフオーシャン）

トーセンクルーズ（2003年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋航海する」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時9歳）と交配したターフオーシャンが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）上山牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上山牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、島川隆哉によって1,480.5万円で落札された。

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月11日、デビュー戦はD.ボニヤ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.ボニヤ騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、6着を確保した。

3歳（2006年）

2月5日、中5週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月4日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ゴールデンミシエロに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、アドバンテージに3/4馬身交わされて2着となった。

9月3日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、ビクトリーフラッグに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のシルクヴェルディを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月14日、中3週で迎えた10戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

4歳（2007年）

1月13日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

2月25日、中5週で迎えた12戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山芝2500m 小雨/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、リードを5馬身以上確保して、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた14戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5月19日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた16戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを5馬身以上確保して、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。