ウイニングムスメ（2014年生、母ウォーニングムスメ）

ウイニングムスメ（2014年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「勝利＋娘。強い女性であってほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時5歳）と交配したウォーニングムスメが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。2017年の佐賀桜花賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

8月20日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

9月25日、中4週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

12月24日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したキャンティを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2017年）

1月3日、中0週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマツノジョウオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月18日、中1週で迎えた9戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシゲルウルフに2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

3月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のリネンアッパレを3/4馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

4月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の佐賀桜花賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ガブリキックに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

4月22日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のレッドスター特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、ウインエスターテに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の鯱の門特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた14戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

6月27日、中4週で迎えた15戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコトネカイドウに7馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月12日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るバジガクブレイズをクビ差だけ差し切って断然人気に応えた。

8月15日、中4週で迎えた17戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のミルグラシアスを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

9月12日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、ハイテルカイトに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月4日、中2週で迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、オフト新潟賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた20戦目は、メープル特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

11月18日、中3週で迎えた21戦目は、サフラン特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川島拓騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。