フレノカトリーヌ（2004年生、母ムーンオブアラバマ）

フレノカトリーヌ（2004年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「万歳（の）＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時6歳）と交配したムーンオブアラバマが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡本牧場。戦績は、中央平地24戦0勝、中央障害1戦0勝、地方5戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上C2 15。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

4月22日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

5月27日、中4週で迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

7月14日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた4戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

9月29日、中6週で迎えた6戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒカルゲンジを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月7日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上C2 26（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナムラデュラブに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた8戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のオースミビックをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

4歳（2008年）

6月10日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のチョウトキメキに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

7月10日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた10戦目は、焼岳特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったアグネスモレキュラに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg絞って迎えた11戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて13着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた12戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

12月20日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

5歳（2009年）

2月15日、中7週で迎えた14戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

4月4日、中6週で迎えた15戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。17頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた16戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

6月14日、中4週で迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

7月18日、中4週で迎えた18戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

7月26日、連闘で迎えた19戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1800m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

6歳（2010年）

1月23日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月14日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋智大騎手（2戦0勝）。17頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋智大騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

5月9日、中6週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋智大騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた26戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月24日、中8週で迎えた27戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを16番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月4日、中1週で迎えた29戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

7歳（2011年）

2月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた30戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。