チュベローズ（1987年生、母フジタスイセイ）

チュベローズ（1987年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のシナノリンボー（当時12歳）と交配したフジタスイセイが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坪田信作。戦績は、中央平地10戦1勝2着4回、地方17戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年のアラ系4歳未勝利。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

12月16日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、トキノリバティーに交わされて2馬身差の2着となった。

3歳（1990年）

1月13日、中3週で迎えた2戦目は、アラ系4歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ヘッドミラーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

1月27日、中1週で迎えた3戦目は、南田美知雄騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず3着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で南田美知雄騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、マルエーパーシアにハナ差交わされて2着に甘んじた。

3月4日、中2週で迎えた5戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のセンリーランナーを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月18日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、苛烈なペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったカガミヤマを3/4馬身捉え切れず2着となった。

4月22日、中2週で迎えた8戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（福島ダート1700m 小雨/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上400万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（1戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず3着に敗れた。

5月12日、連闘で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上400万下（福島芝2000m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で柴崎勇騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

7月22日、中9週で迎えた11戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月20日、中8週で迎えた12戦目は、三浦讓二騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A2（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（1991年）

4月12日、約7か月の休み明けで迎えた13戦目は、奈良忠廣騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B1 B2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月13日、約8か月の休み明けで迎えた14戦目は、アラ系一般A B（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で奈良忠廣騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月30日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、アラ系一般B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で奈良忠廣騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（1992年）

1月14日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系一般B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で奈良忠廣騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた17戦目は、工藤勉騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系一般B1 B2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は奈良忠廣騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系一般B1 B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で奈良忠廣騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた20戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B1 B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた21戦目は、伊藤忠司騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B1 B2（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（1993年）

1月29日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、アラ系一般B1 B2（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は奈良忠廣騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったウイナーレジエンドからクビ差の2着に惜敗した。

2月25日、中3週で迎えた23戦目は、アラ系一般B1 B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で奈良忠廣騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月14日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、舞木強騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B1 B2（高崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた25戦目は、アラ系一般B2（高崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で舞木強騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月10日、中4週で迎えた26戦目は、アラ系一般B2 C1（高崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で舞木強騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた27戦目は、アラ系一般B2（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で舞木強騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。