ホープフルワールド（2001年生、母マックホープ）

ホープフルワールド（2001年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「希望に満ちた世界」。毛色は栗毛。種牡馬のエアジハード（当時6歳）と交配したマックホープが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地25戦1勝2着3回、地方4戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

11月2日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、トーセンルックに交わされて7馬身差の2着となった。

11月15日、中1週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グレイスサマリンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月27日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

3歳（2004年）

2月15日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

3月30日、中5週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップストロベリー賞（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったベンガルシチーから1馬身半差の2着に敗北した。

5月19日、中6週で迎えた7戦目は、3歳戦の若鮎賞（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルヨスポットに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月27日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、イリゼに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のケイエスアカリに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg絞って迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月13日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

4歳（2005年）

1月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月27日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松田大作騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

5月15日、中6週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた15戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

9月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

12月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

5歳（2006年）

1月28日、中6週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

3月12日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は松田大作騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5月7日、中7週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は小池隆生騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

6月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月15日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた26戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

6歳（2007年）

1月20日、約5か月半の休養明けで迎えた27戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で大外17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

4月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、菜の花特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた29戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、スイートピー特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。