タツノエクスプレス（2019年生、母ダイナルシャトー）

タツノエクスプレス（2019年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時8歳）と交配したダイナルシャトーが21歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヤマタケ牧場。2022年の東京湾カップ(S2)に勝利した他、2022年のヴィクトリーチャレンジで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヤマタケ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、三河辰巳によって330万円で落札された。

田辺陽一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2021年）

7月31日、デビュー戦は和田譲治騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したタカラジャンボを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

8月27日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のオオクワガタ特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のリオンポラリスを半馬身振り切って初白星を挙げた。

9月14日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の若武者賞（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ノブレスノアに交わされて2馬身半差の2着となった。

10月13日、中3週で迎えた4戦目は、2歳S2の鎌倉記念（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

3歳（2022年）

2月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、3歳オープンのヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月1日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた6戦目は、3歳オープンの椿賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた7戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳S2の東京湾カップ（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロマンスグレーを半馬身差し切って2勝目をマークした。

6月8日、中4週で迎えた9戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた10戦目は、江戸切子特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月20日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの三里塚記念（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

4歳（2023年）

1月12日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の新春賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（8戦2勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた13戦目は、多摩川オープン（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

3月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、ありがとう酒井忍騎手（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（9戦2勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

6月15日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、中原オープン（川崎ダート1400m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた16戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、七夜月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビクトリーサイトに半馬身交わされて2着となった。

7月19日、中1週で迎えた17戦目は、地方重賞のプラチナカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

8月29日、中5週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の観月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井光輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた19戦目は、川崎競輪バンクリニューアル記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。