リネンベッテル（2010年生、母ハイフレンドバード）

リネンベッテル（2010年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時12歳）と交配したハイフレンドバードが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は牛坂牧場。戦績は、地方45戦3勝2着10回。2013年の大観峰賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、牛坂牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、戸山光男によって241.5万円で落札された。

浜田一夫厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2012年）

5月27日、デビュー戦は山下貴光騎手を鞍上に据えて、2歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったカシノアルテミスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

8月12日、中6週で迎えた3戦目は、2歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったオリンポスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月25日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下貴光騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（2013年）

2月3日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったクラウンアリオンをクビ差捉え切れず2着となった。

2月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のシーボルトを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の大観峰賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったゴールドペンダントに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月14日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦の肥前特選（佐賀ダート1750m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた10戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の有田焼特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゴールドペンダントに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月12日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の鯱の門特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の川上峡特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったセンヒメにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月9日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の虹ノ松原特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の七ツ釜特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハナズルオーテを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月7日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の青島特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のウインラヴタイムをクビ差振り切って3勝目をマークした。

7月21日、中1週で迎えた16戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の里帰りジョッキーズカップウエルカムカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月10日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田中直人騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた18戦目は、晩秋賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた19戦目は、クリスマスキャロル賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2014年）

1月5日、中1週で迎えた20戦目は、七草賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた21戦目は、雪割草賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミヤノストリートを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月16日、中1週で迎えた22戦目は、アメジスト特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（11戦2勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた23戦目は、ブラッドストーン特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田中直人騎手（12戦2勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた24戦目は、マーチ特選（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田中直人騎手（13戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた25戦目は、長崎街道常盤橋特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で田中直人騎手（14戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったワンダーフロレゾンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

5月4日、中2週で迎えた26戦目は、メイ特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中直人騎手（15戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた27戦目は、SSC協賛エメラルド特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中直人騎手（16戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた28戦目は、ジューン特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた29戦目は、長崎街道内野宿特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（17戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた30戦目は、長崎街道原田宿特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（18戦2勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

8月23日、中5週で迎えた31戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、一般B4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた32戦目は、一般Bロ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月6日、連闘で迎えた33戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般B5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

9月23日、中1週で迎えた34戦目は、一般B5（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた35戦目は、山崎真騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

10月12日、連闘で迎えた36戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ C2イ（高知ダート1300m 雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

10月18日、連闘で迎えた37戦目は、頑張れ高知競馬特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた38戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で嬉勝則騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた39戦目は、一般C1-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で嬉勝則騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったキシュウレパードに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月24日、連闘で迎えた40戦目は、一般C1ロ C2イ（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で嬉勝則騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた41戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で嬉勝則騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着を確保した。

12月20日、中1週で迎えた42戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で嬉勝則騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

12月28日、連闘で迎えた43戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で嬉勝則騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったニシノストーミングに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5歳（2015年）

1月21日、中2週で迎えた44戦目は、白髪山特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で嬉勝則騎手（8戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

1月28日、連闘で迎えた45戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で嬉勝則騎手（9戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。