カシノアルテミス（2010年生、母タカラハイウェイ）

カシノアルテミス（2010年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋月の女神（ギリシャ神話）」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時13歳）と交配したタカラハイウェイが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は村岡農夫。戦績は、中央平地1戦0勝、地方32戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村岡農夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって189万円で落札された。

山田勇厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2012年）

5月27日、デビュー戦は真島正徳騎手を鞍上に据えて、2歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は451kg。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のリネンベッテルに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月23日、中3週で迎えた2戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオリンポスに8馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

7月22日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のフレンドクィーンに3馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

8月11日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

9月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターオブザムーンに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月7日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦のシリウス特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったロマンチックに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中2週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

12月8日、中5週で迎えた8戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のカペラ特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3歳（2013年）

1月20日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた10戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、バレンタインカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた11戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の飛燕賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

3月23日、中4週で迎えた12戦目は、アルメリア賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったミヤノストリートに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月8日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上B4（佐賀ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で南谷圭哉騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月7日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で南谷圭哉騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で南谷圭哉騎手（7戦0勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダイメイヘイローに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上B4（佐賀ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で南谷圭哉騎手（8戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったコスモウィローに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月25日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で南谷圭哉騎手（9戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったコスモウィローに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月22日、中3週で迎えた21戦目は、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で南谷圭哉騎手（10戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上B4（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で南谷圭哉騎手（11戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で南谷圭哉騎手（12戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた24戦目は、葉牡丹賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で南谷圭哉騎手（13戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

4歳（2014年）

1月4日、中5週で迎えた25戦目は、3歳以上B4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で南谷圭哉騎手（14戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で南谷圭哉騎手（15戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた27戦目は、バレンタインカップ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で南谷圭哉騎手（16戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月2日、中1週で迎えた28戦目は、陽春賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は18戦連続で南谷圭哉騎手（17戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

4月5日、中4週で迎えた29戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は19戦連続で南谷圭哉騎手（18戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた30戦目は、嬉野賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で南谷圭哉騎手（19戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

5月11日、中1週で迎えた31戦目は、翠雨賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で南谷圭哉騎手（20戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上B3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で南谷圭哉騎手（21戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた33戦目は、ハーベストカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は23戦連続で南谷圭哉騎手（22戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。