スパイオンハート（2021年生、母ムービングアウト）

Spy on Heart

2021.05.20

スパイオンハート（2021年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時16歳）と交配したムービングアウトが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヤスナカファーム。主な勝ち鞍は2023年の2歳。

経歴

デビュー前

林正人厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2023年）

10月26日、デビュー戦は藤本現暉騎手を鞍上に据えて、2歳戦のユーカリデビュー（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

11月30日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のダバイポセイドンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2024年）

4月30日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したマイドオオキニを差し切れず、3馬身差の2着となった。

5月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤本現暉騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

6月17日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、3歳戦のさいたまシリーズ開幕（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤本現暉騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

7月22日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のサルスベリスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤本現暉騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のパンパパートに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月28日、中4週で迎えた7戦目は、芍薬スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤本現暉騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマイレレイをアタマ差振り切って3勝目をつかんだ。

9月23日、中3週で迎えた8戦目は、BAYFM Song of Japan（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤本現暉騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

4歳（2025年）

1月20日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、馬い!大寒卵を食べよう（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で藤本現暉騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったプリンスメーカーにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

2月11日、中2週で迎えた10戦目は、二和スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤本現暉騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では賦性の負けじ魂を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた11戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ルピナススプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。