カノヤツヨシ（1995年生、母ウサスワロー）

カノヤツヨシ（1995年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマークオブディスティンクション（当時9歳）と交配したウサスワローが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は柏木務。戦績は、中央平地3戦2勝2着1回、地方13戦3勝2着2回。1997年のひまわり賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

7月19日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるユメノセテコウユーを捕まえ切れず、9馬身差の2着に敗北した。

8月2日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタハラセンショウに約11馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

8月30日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタハラウィングに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（1999年）

3月27日、約19か月の休養明けで馬体重を前走からさらに30kg増やして迎えた4戦目は、新町充寿騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート2000m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月3日、中4週で迎えた5戦目は、高岳特設（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新町充寿騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2000年）

6月12日、約13か月半の休み明けで迎えた6戦目は、後藤孝鎮騎手を鞍上に迎えて、根子岳特設（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月25日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

6歳（2001年）

1月13日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレーシングマジックに1馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

2月3日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグレートサンデーに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月4日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グレートサンデーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月7日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグレートサンデーを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチクシダンディに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7歳（2002年）

4月20日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克也騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月4日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。