タピエス（2012年生、母エリモジェニー）

タピエス（2012年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時9歳）と交配したエリモジェニーが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は萩澤俊雄。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回、中央障害13戦1勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富沢萩沢俊雄牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、細川祐季子によって525万円で落札された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

8月31日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

10月5日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

10月25日、中2週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3歳（2015年）

1月18日、中4週で迎えた6戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたカシノトラダマシイ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた9戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るデルマヨタロウを上がり3位の末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

3月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

5月3日、中4週で迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

7月5日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた13戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月21日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で難波剛健騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（2016年）

1月10日、中6週で迎えた18戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルマークに3/4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

1月23日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。13着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は難波剛健騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。14着に終わった。

4月9日、中6週で迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（2戦1勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は中村将之騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月6日、約3か月の休養明けで迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（4戦1勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中村将之騎手（6戦1勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月22日、中6週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（3戦1勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。