カシノトラダマシイ（2012年生、母コスモユウコリン）

カシノトラダマシイ（2012年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋トラの魂」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時13歳）と交配したコスモユウコリンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は柏木一則。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、柏木一則から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって346.5万円で落札された。

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月2日、デビュー戦は大下智騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

8月10日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大下智騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大下智騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大下智騎手（3戦0勝）。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた5戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた6戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた7戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた8戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はタレてしまい17着に終わった。

3歳（2015年）

1月18日、中3週で迎えた9戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタピエスを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月29日、中9週で迎えた10戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

5月3日、中4週で迎えた11戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

10月17日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で二本柳壮騎手（5戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で二本柳壮騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた17戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

4歳（2016年）

1月16日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（7戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

2月28日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（8戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3月19日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

4月2日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（9戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4月24日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（10戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

6月4日、中5週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（11戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

7月23日、中6週で迎えた24戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

5歳（2017年）

2月11日、約7か月の休養明けで迎えた25戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（12戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

5月13日、中8週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（13戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

7月9日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた28戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、ブライトカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月23日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた29戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、スターフェスティバルカップ（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた30戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、ファイヤーワークスカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

9月30日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、十五夜特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた33戦目は、オータムカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた34戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズカップ（佐賀ダート1750m 雨/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた35戦目は、ハーベストカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中純騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、アマラントカットに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

11月23日、中1週で迎えた36戦目は、うお座特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた37戦目は、おひつじ座特選（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダダッコに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

12月17日、連闘で迎えた38戦目は、プリムラ賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6歳（2018年）

1月2日、中1週で迎えた39戦目は、頌春賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

1月13日、中1週で迎えた40戦目は、紅梅賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田中純騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた41戦目は、オオタカ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（8戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

2月3日、連闘で迎えた42戦目は、つばき賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた43戦目は、クロッカス賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（10戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた44戦目は、桃花賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（11戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

3月17日、連闘で迎えた45戦目は、春分賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（12戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。