フクラムサイフ（2008年生、母ウソツキ）

フクラムサイフ（2008年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「膨らむ財布」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時10歳）と交配したウソツキが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月11日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝2000m 雪/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい18着に敗れた。

3歳（2011年）

1月23日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

5月1日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

5月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、シゲルリジチョウにクビ差交わされて2着となった。

7月2日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを5馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアドマイヤネアルコにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のレッドシェリフを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

9月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の鳥栖特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたカルドブレッサ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

9月25日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜中俊騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた13戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の菅名岳特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゴールドブライアンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の紫竹山特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

4歳（2012年）

7月1日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の国東特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（9戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた18戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の若戸大橋特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（10戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の闘争本能でバテることなく粘り続けて、最後は2着のダイワデッセーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

10月21日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（11戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。