ダイワデッセー（2009年生、母ダイワエンジェル）

ダイワデッセー（2009年3月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋与える（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時14歳）と交配したダイワエンジェルが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地19戦2勝2着1回、中央障害6戦1勝2着2回。2012年のフローラステークス(牝G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

11月12日、デビュー戦はI.メンディザバル騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルアクロスに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

12月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

3歳（2012年）

1月28日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

4月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

5月20日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた7戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の香住特別（阪神芝2200m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/稍重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

9月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、逃げるフクラムサイフに半馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2013年）

6月29日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクリサンセマムに2馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

8月24日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

12月23日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のリボン賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

5歳（2014年）

1月18日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の恋路ケ浜特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた15戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

3月23日、中4週で迎えた16戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた17戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

8月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったラインレグルスから5馬身差の2着に敗北した。

12月28日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2015年）

1月24日、中3週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。最後は、勝ったカウウェラから2馬身半差の2着に敗北した。

4月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

8月23日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月12日、中6週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は高田潤騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノマテンロウに5馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

7歳（2016年）

4月30日、約6か月半の休み明けで迎えた25戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。