ウインライラ（2004年生、母フェアリージェム）

ウインライラ（2004年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋こと座」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時6歳）と交配したフェアリージェムが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼斉藤牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

4月21日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は454kg。17頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

8月8日、中8週で迎えた4戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の五峰山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のプレザントサウンドに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月8日、中3週で迎えた5戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、4着に入った。

11月11日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のフォレストジャガーをクビ差振り切って2勝目をマークした。

12月22日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

4歳（2008年）

6月28日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

12月3日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、千種川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミヤジレオンを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6歳（2010年）

7月31日、約20か月の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（8戦1勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

8月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（9戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったベネラに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月5日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（10戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

12月11日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。