ミヤジレオン（2004年生、母トネスボウス）

ミヤジレオン（2004年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋映画名」。毛色は鹿毛。種牡馬のタバスコキャット（当時13歳）と交配したトネスボウスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は的場牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着2回、中央障害9戦1勝2着1回、地方6戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、的場牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。同年、的場牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、曽我司によって1,155万円で落札された。

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

11月18日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい16着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、5着に敗れた。

3歳（2007年）

1月6日、中4週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワンダーポデリオに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

1月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

2月18日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったソロソログランプリにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

3月11日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて楽々と抜け出し、最後は2着のワイルドキャットに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月16日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた10戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のハッピーバローズを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（2008年）

4月19日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（8戦2勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた14戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

7月5日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（9戦2勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

10月4日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

12月3日、中5週で迎えた18戦目は、千種川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のウインライラに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手中に収めた。

12月13日、中0週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい13着に終わった。

5歳（2009年）

3月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月29日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた21戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

5月31日、中8週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/稍重）に出走。鞍上は出津孝一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月6日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスリーアトラスから8馬身差の2着となった。

7月19日、中5週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のダイゴフウジンをハナ差制して勝利を手に入れた。

8月9日、中2週で迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で出津孝一騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた26戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（10戦2勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

6歳（2010年）

5月16日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

7月10日、中7週で迎えた29戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた30戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた32戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、サファイアカップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のタニノウィンザーに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月8日、中2週で迎えた33戦目は、有明海特別（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったペプチドジャスパーから4馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中2週で迎えた34戦目は、荒尾そーにゃ速かスプリント（荒尾ダート950m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月4日、連闘で迎えた35戦目は、ひばり特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（3戦1勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムメデテカに半馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

11月19日、中1週で迎えた36戦目は、RKK特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾林幸彦騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったペプチドジャスパーから4馬身差の2着に敗北した。