ウツミトップガン（1996年生、母リワードアンジエラ）

ウツミトップガン（1996年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時6歳）と交配したリワードアンジエラが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は庫富上山牧場。戦績は、地方14戦7勝2着3回。1999年のオータムカップ(地方重賞)に勝利した他、1998年の南部駒賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、庫富上山牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

小林義明厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（1998年）

5月31日、デビュー戦は小林俊彦騎手を鞍上に据えて、3歳（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のロックレンボーに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月27日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のビギナーズカップ（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったホシマークから1馬身半差の2着に敗北した。

7月27日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦の若駒賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のはまぎく賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルーリワードから1馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦の野菊賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（4戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミズキノデバンに6馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月17日、中3週で迎えた6戦目は、4歳C1（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーリワードに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月15日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小林俊彦騎手（6戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のハイメロディをアタマ差制して4勝目を収める

12月13日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、2歳地方重賞の東北サラブレッドチャンピオン（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で小林俊彦騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3歳（1999年）

8月14日、約8か月の休み明けで迎えた9戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、4歳B（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のリザルトをクビ差制して休み明け初戦を制した。

9月6日、中2週で迎えた10戦目は、4歳（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のリザルトに半馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

9月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の楓賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったリザルトから2馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のオータムカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（10戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマルケイゲインに1馬身の差をつけて7勝目を収める

11月3日、中2週で迎えた13戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（11戦6勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

4歳（2000年）

5月15日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のさつき特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。